YYYY.MM.DD | HOW TO
ロードバイク用サングラスはなぜ必要?選び方とトラブル対策を紹介
風を切って走るロードバイクは爽快さが魅力です。しかし、高速で長距離を走るため、目が疲れたり怪我をしたりする可能性もあります。このようなトラブルを防ぎ快適なライドを楽しむためには、ロードバイク用サングラスを装着するとよいでしょう。この記事ではロードバイク用サングラスの必要性をはじめ、選び方のポイントなどを紹介します。
快適性と安全性を高める!ロードバイクにはサングラス装用を
ロードバイク用サングラスには、さまざまなメリットがあります。まず、紫外線の影響による目の疲れを軽減し、眩しさを抑えて走行中の安全性を高めることができます。さらに、ロードバイクの速度は一般的に平地で20km以上、下り坂では40km以上に達することもあり、走行中は風の抵抗が強く目が乾燥しやすくなります。砂や花粉などが目に侵入して視界が遮られたり、タイヤが跳ね上げた小石が顔に当たり大きなケガをしてしまうかもしれません。こうしたトラブルもロードバイク用サングラスを装着していれば防ぐことができるので、走行中の安全性と快適さを確保するためにもロードバイク用サングラスの装着はとても大切です。
自分に合うロードバイク用サングラスはどう選ぶ?
ロードバイク用サングラスは種類が多く、どれを選べばよいか迷う人も多いのではないでしょうか。ロードバイク用サングラスは走行シーンや求める機能に合わせた選び方が重要ですので、選ぶ際のチェックポイントを紹介します。
レンズカラーは走行シーンに合わせたものを
カラーの種類は走行シーンに合わせて選ぶようにしましょう。まず、覚えておきたいのがレンズの色が濃ければ濃いほど太陽の光の眩しさを抑える効果が高いことです。眩しさのカット効果は、グレー系>ブラウン系>ピンク・オレンジ系>クリア系の順に高くなります。そのため、グレー系、ブラウン系であれば日差しの強いシーンでも視界が良好です。ピンク・オレンジ系は日差しのカット効果は落ちますが、曇りの日には威力を発揮します。光と影のコントラストを強め、物の判別をしやすくする効果があるからです。クリア系は裸眼に近く眩しさを抑える効果は期待できませんが、埃や花粉の侵入防止や目の乾燥を防いでくれます。
グレー系眩しさ軽減
/光を均一にカット
ブラウン系眩しさ軽減
/遠景くっきり
ピンク・オレンジ系曇天でも
視界を確保しやすい
クリア系裸眼に近い視界
/埃や花粉対策にも
このほか、ブルー系やミラー系のレンズもあります。ブルー系のレンズは、反対車線を走る車のライトなどの光を軽減する効果があるので、夜間の走行時におすすめです。一方、ミラー系のレンズは強い光をカットするので、明るい環境下での視界を快適に保ちます。
偏光・調光などレンズの機能もチェック
レンズには特殊な機能がついているものもあります。主な機能付きレンズとして、偏光レンズと調光レンズがあります。
偏光レンズ
偏光レンズとはレンズの間に特殊なフィルターを挟み込むことで、自然の光のみを通過するように加工したレンズのことです。
路面や建物からの反射光を抑えるためにはレンズの色を濃くする必要がありますが、レンズの色を濃くすると周りの物が見えづらくなり、ロードバイクには好ましくありません。偏光レンズはレンズの色を濃くすることなく反射光の眩しさを抑え、走行中の視界を良好に保ちながら目の疲れも軽減することができるのでおすすめです。
調光レンズ
調光レンズとは、紫外線の量によってレンズカラーの濃度が変化するレンズです。屋内などの紫外線が当たらない場所ではレンズはクリアに近くなります。
紫外線量と気温に合わせてレンズの色濃度が自然に変わるため、天候の変化によってサングラスの掛け替えをしたり、レンズを付け替えたりする必要がないので、早朝から日没まで同じサングラスで対応することができます。ロードバイクで長時間走行する場合におすすめのレンズです。
ストレスを感じないジャストフィットのものを!
ロードバイク用サングラスが顔にフィットしていないと、走行中の妨げになります。そこで、ロードバイク用サングラスを選ぶ際のフィット感のチェックポイントを解説します。チェックポイントは「フレームのカーブがおでこのカーブと合っているか」「テンプル幅が顔の幅に対してきつくないか」「ノーズパッドが鼻にフィットしているか」「ロードバイクに乗る際の視線(=前かがみで上目遣いで前を見る)にレンズの位置が合っているか」の4点です。実際に試着して試してみるとよいでしょう。
海外ブランドの場合、日本ブランドと同じサイズでも若干大きめに作られています。また、通販の場合は実際に試着してかけ心地を試すことができません。そのような場合は日本人の骨格に合う「アジアンフィット」のサイズを選ぶとよいでしょう。また、小顔の男性はメンズサイズよりもレディースサイズの方が合う場合があります。メンズ・レディースにこだわらず選んでみるのもおすすめです。
視野の広さか掛け心地か?レンズの形状にも注目
レンズの形状は、主にシングルレンズとデュアルレンズがあります。
シングルレンズ
シングルレンズは1枚のレンズでノーズ部分に切り込みを入れた形状です。レンズが大きい分、視野が広く、形がおしゃれでデザイン性が高い特徴がありますが、やや高価です。
デュアルレンズ
デュアルレンズは一般的なメガネと同じくフレームに2枚のレンズをはめた形状です。シングルレンズと比べてレンズが小さいため視野がやや狭くなりますが、軽量で快適な装着感がありサングラス初心者におすすめです。また、シングルレンズと比べて価格も手ごろです。
メガネユーザーは度付きレンズも検討して
普段、メガネやコンタクトレンズを使用している方には、ロードバイク用サングラスには度付きレンズがおすすめです。度付きの場合、デュアルレンズが一般的で加工しやすいですが、レンズはやや厚くなり、価格も高くなります。もし走行中にサングラスを頻繁に外すことがある場合は、コンタクトレンズを使用して度なしサングラスと併用するのがおすすめです。
もしロードバイク用サングラスにトラブルが起きたら?
ロードバイク用サングラスは安全性を高める重要なアイテムです。そのため、「フレームが曲がった」「丁番が壊れた」「レンズが外れてしまった」といったトラブルが起きた場合は、自分で修理することはおすすめしません。ロードバイク用サングラスについて知識のない人が修理すると、走行中にサングラスがズレたり、落ちたりする可能性があります。これらのトラブルは事故の原因になりますので、必ずメガネ・サングラス専門店でプロの手による修理を依頼しましょう。
購入先によって保証期間内であれば無料で修理してくれる場合もあるので、保証期間を確認しましょう。購入先でなくても修理対応をしていることもありますので、購入店に行けない場合はお近くのメガネ・サングラス専門店に問い合わせてみるのもいいかもしれません。ただし、お店によって取り扱いメーカーが異なるため、片方のレンズだけ破損した場合でも両方のレンズを交換することがあるかもしれません。いずれにしても、自分で修理しようとせず、専門店へ修理を依頼することが大切です。また、ロードバイク用サングラスが壊れてもすぐに対応できるように予備を持っておくこともおすすめします。
ロードバイク用サングラスの調整はOWNDAYSへ!
ロードバイク用サングラスのフレームが曲がるなどのトラブルは、専門店に任せることが大切です。材質や形状にもよりますが、OWNDAYSでは他社のメガネフレームも調整可能ですのでトラブルが起こった際は、お気軽にご相談ください。